J-REITとは
J-REITとはどんなものなのかというと、J-REITのREITは、Real Estate Investment Trust物の頭文字を取った略語で、Real Estate Investment Trustを日本語に訳すと不動産投資信託になります。
つまり、J-REITは日本の不動産投資信託と言う事になるのです。
不動産投資信託がどのような物かわからない方のために簡単にご紹介すると、アパートやマンションなどの不動産投資は、土地を持っていたり、建物を購入しなければできませんでしたが、複数の有志を募って共同で購入し運用すれば、人数の分だけ負担を減らす事ができます。
もちろんその分、取り分も減ってしまうのですが、投資家にとってリスクは減らせれば減らせるほど良いのは間違いありません。
その為、投資家を集めて不動産に投資してもらい、投資した金額の割合に合わせて利益を分配する方法が生まれたのです。これを不動産投資信託と言います。
J-REITのメリット
J-REITのメリットで一番大きな物は、少ない金額でも不動産投資をする事ができる点です。
景気の回復が期待できない2017年の3月現在において、銀行の金利が上がるはずもなく、銀行にお金を預けていても利息など来たいできない状況になっております。
その為、リスクが少なく安定した利益を得る事ができる事でも評判の不動産投資にチャレンジされる方が多いのですが、どうしても初期投資費用がかかってしまいます。
その為、J-REITのように不動産投資信託のような形で投資を行えば、リスクを少なくし、安定した収入を得る事ができるのです。
二つ目のメリットとしては、同じお金で複数の不動産に投資する事ができる事です。不動産投資は物件によって全く内容が異なります。
利回りのよい不動産もあれば、あまり思わしくない不動産もあります。そういった不動産は事前に確認する事が難しいのですが、J-REITでしたら一度に少ない金額で複数の不動産投資を行う事が出来ますので、非常に安定して収入を得る事が可能となっております。
三つ目のメリットは、不動産の運用を専門科に任せっぱなしにする事が出来る事です。不動産投資は金額が大きいのでしっかりと勉強をした上でチャレンジしたいと思うのが当然だとおもうのですが、かなり専門的な分野ですので誰もが理解できるというものではありません。
しかし、J-REITでしたら不動産運用は専門知識を持った方にお任せする事ができますのでこちらは何もする事はありません。
四つ目のメリットは、不動産と言えども証券ですので直ぐに現金化しやすいと言う事です。不動産の場合には、どうしても土地や不動産ありきでの話になりますので、売却する時などには、購入者を探したり、面倒な手続きなどがありますが、J-REITは証券ですので、直ぐに売却し現金に代える事ができます。
五つ目のメリットとして紹介したいのが、非常にコストパフォーマンスに優れている投資だと言う事です。不動産投資の運用収益の大部分が投資家に分配されますので少ない投資金額でもしっかりとした利益を得る事が出来ます。
J-REITのデメリット
J-REITのデメリットは、扱っているのが不動産だとはいえ、投資法人が倒産してしまう可能性があったり、証券取引ありきの投資ですので、投資法人が上場廃止になったりしてしまうと大きな損害がでてしまったり、投資法人自体が銀行からの借り入れが多いと、分配金がかなり減ってしまうなどがあります。
また、地震や火事などで不動産が損傷してしまうと証券価値が下がってしまったりなど不安定な部分もあります。
しかし、これらは投資する上で当たり前のリスクになりますのでJ-REITだからこそのリスクではありません。これらのリスクを避けるために複数投資が可能なJ-REITがおすすめだという事なのです。